今回はこんな疑問を解決していきます。
新しいスニーカーを手に入れたらやりたいことの1つがインソールの入れ替え。
純正インソールはクッション性があまり良くないものが多く、長時間履いていると足が疲れてしまいます。
そこで今回は、最近手に入れたKicksWrapの「The best insole」「Air insole」という2種類のインソールについてレビューしていきます。
先に本記事の結論から。
これが2種類を実際に試してみて出した結論です。
この記事ではキックスラップのインソールを、素材や形状などの特徴を踏まえながら詳細に解説していきます。
レビューの項目では筆者が愛用している「ソルボライト」との比較もしていますので、キックスラップのインソールが気になっている方の参考になればと思います!
- キックスラップ インソール2つの特徴
- キックスラップ インソール2つのレビューと他社製品を比較
- キックスラップ インソール別のおすすめ
それでは解説していきます。
キックスラップ インソール2つの特徴
スニーカーを保管するためのフィルムで有名なKicksWrapですが、様々なスニーカーグッズの中にインソールもラインナップされています。
KicksWrapはスニーカーケアメーカーの中でも有名なため、インソールの性能も期待できるのでは?
…と、今回手に入れたキックスラップのインソールは「The best insole(ザ ベスト インソール)」と「Air insole(エアー インソール)」の2種類。
それぞれの特徴は下記の通りです。
- 機能性とデザイン性の両立
- 珍しいアーチサポート付き
- 高反発素材ならではのクッション性
- マルチホールメッシュによる抜群の通気性
詳細を解説していきます。
The best insole特徴①
機能性とデザイン性の両立
- 表面が高級感のあるPUレザー
- 高反発EVAを使用
素材はインソールでよく使われる弾力性と反発性に優れたEVAを採用。
ただ他のインソールと違うのは「表面がPUレザー(合成皮革)」という点。
レザー特有の高級感ある見た目に加えて伸縮性のある素材のため、足の動きを邪魔しないように考えられています。
The best insole特徴②
珍しいアーチサポート付き
このアーチサポートが1番の特徴的。
インソール裏面にプラスチック製のアーチサポートというパーツが着いています。
パーツが土踏まずにフィットして支えることで、長時間の歩行でも疲れにくくする効果があります。
以上がThe best insoleの特徴です。
次はAir insoleの特徴を解説します。
Air insole特徴①
高反発素材ならではのクッション性
ハニカム構造(蜂の巣の形)は衝撃吸収性に優れた構造です。
高反発なEVA素材を、衝撃吸収性の高いハニカム構造にすることで歩行時の衝撃を吸収。
素材と形状による効果で、名前の通り「空気のような」歩き心地になるように設計されています。
Air insole特徴②
マルチホールメッシュによる抜群の通気性
表面は通気性の良い超薄繊維を使用。
さらに通気性の良いハニカム構造と組み合わせることで、抜群の通気性となっています。
蒸れやすいスニーカーでも通気性を確保することで、快適に履くことが可能。
以上がキックスラップのインソールの特徴です。
どちらも共通して言えるのは、クッション性が良いという点。
そしてそれぞれデザイン性や機能性を付加した特徴を持つインソールということがわかりました。
ということで、次の項目で実際に使ったレビューをします。
キックスラップ インソール2種類のレビュー
KicksWrapインソール2種類の性能を確かめるべく、筆者の持つAJ1に入れて1日ずつ使用してみました。
実際に使ってみて分かったことや使用感などを正直に書いていきます。
それぞれの感想は下記の通り。
- 上から覗いた時のスニーカーとの統一感◎
- クッション性良し
- 通気性は良くない
- アーチサポートが合わない履き方を発見
- クッション性最高
- 通気性も最高
- サイズカットの時にマルチホールで見づらい
それぞれ詳細に書いていきます。
The best insoleの感想
- 上から覗いた時のスニーカーとの統一感◎
- アーチサポートによるホールド感がある
- クッション性良し
- 通気性は良くない
まずはPUレザーの見た目がAJ1の見た目とマッチして統一感がありGOOD。
クッション性はずば抜けているわけでは無いものの、しっかり衝撃は吸収されている感じ。
一番気になっていたアーチサポートですが、足がホールドされている感じがして確かに疲れが軽減されたような感じがしました。
ただし、シューレースを縛ってフィットさせて履くことが前提です。
緩めた状態だと足裏がズレるので、かかと辺りにパーツが当たって違和感がありますので注意。
デメリットとして、表面がPUレザーという点と通気穴が足先部分にしか無いため通気性は微妙。
逆に冬はいいかもしれませんが、夏に使用することや筆者のように足汗が多めな方には合わないかも…
ちなみにスニーカーの匂いにお悩みの方は別記事にて消臭方法を解説してますのでこちらも参考になるかもしれません。
かっこいいスニーカーでお出かけ!気分上がる〜!! でも長時間履いてると蒸れやすいからか臭くなるよね...臭いが染み付いてるやつもあるわ..今回はこんな悩みを解決します[…]
参考:キックスラップインソールの切り方
このキックスラップのThe best insoleにはインソールサイズ調整のためのカットラインがありません。
インソールの切り方は公式サイトの動画によると、純正インソールの上に重ねてはみ出た部分を切ると説明されています。
…が、万が一オリジナルを傷つけてしまうといけないので、写真のようにマジックペンで下書きして切る方法をおすすめします。
以上がThe best insoleの感想です。
1番の特徴である「アーチサポート」がシューレースの状態によって邪魔になってしまうことや、足の形によっては合わない懸念はあります。
しかし、条件さえ合えば機能的に優れたインソールだと感じました。
次はAir insoleの感想に移ります。
Air insoleの感想
- クッション性最高
- カップ形状でホールド感も良い
- 通気性も最高
- サイズカットの時にマルチホールで見づらい
高反発EVAと衝撃吸収性のあるハニカム構造のおかげで歩き心地がかなりGOOD。
かかと部がカップ形状なことに加え、適度に沈み込んでくれるためフィット感もありながら、沈んだままへたることもなく長く使えそう。
そして何よりも抜群の通気性。
1日履いても蒸れることなく、靴下も湿り気がなかったのでかなり快適でした。
1つだけ気になったのはマルチホールという構造上、サイズカットのラインとカットする大きさの数字が見づらい点。
しかしどうせカットする時は純正インソールを当てて切るラインを下書きすればいいし、それ以上に履き心地がいいので気にしなくてOKです。
以上がAir insoleの感想です。
The best insole、Air insoleどちらもクッション性は良かったのですが、筆者は足汗をかきやすく蒸れやすいので個人的には「Air insole」がかなり好印象でした。
さて、ここまででキックスラップのインソール2つの特徴、筆者の使用した感想について書いてきました。
次の項目では、キックスラップのインソールと他社製インソールを比較していきます。
キックスラップ インソール2種類と他社製品の比較
比較対象は筆者がいつも使用しているスポーツ向けの「ソルボライト」。
同じEVA材質のインソールは処分してしまったので比較できませんでした…(ゴメンナサイ)
ソルボライトは全面ゲルのような素材になっているため履き心地が良く、色々試してきて暫定1位のインソールです。
今回新たに入手したキックスラップのインソールとソルボライトで細かい観点から比較してみます。
比較項目は下記の5つ。
- 材質
- 厚さと構造
- 履き心地
- 通気性
- 価格
項目ごとに比較していきます。
材質
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト |
---|---|---|
高反発EVA × PUレザー | 高反発EVA × 超薄繊維 | エーテル系ポリウレタン × ウーリーバイル(ポリエステル) |
上記がそれぞれの材質一覧です。
ソルボライトは特殊ですが、キックスラップはインソール定番のEVA素材を使用。
キックスラップの2つはEVAなのでかなり軽いのに対し、ソルボライトは意外と重みがあります。(AJ4などの重いスニーカーにつけるとさらに重くなって疲れます)
厚さと構造
どれも土踏まずのアーチサポート形状で疲れにくさへの配慮は◎。
ただ、Air insoleとソルボライトと比べるとThe best insoleの形は、裏面の別途パーツによりかなり特殊なことが分かります。
厚みは手計りなので精度が怪しいものの、The best insoleが一番分厚いという結果に。
履き心地
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト |
---|---|---|
クッション性:普通 サポート感:しっかりめ | クッション性:良い サポート感:普通 | クッション性:良い サポート感:普通 |
感想と同じく筆者の主観になってしまいますが、履き心地としてはこんな感じ。
クッション性で言えばAir insoleかソルボ。
サポート感に関しては、やはり専用パーツがついているThe best insoleが強めです。
通気性
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト |
---|---|---|
微妙 | かなり良い | 悪い |
通気性はやはりマルチホール形状のAir insoleがダントツ。
The best insoleは通気穴はあるものの、足先にしか無いので微妙。
ソルボライトは穴が無いので通気性は×。
価格
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト |
---|---|---|
¥1,980 | ¥1,100 | ¥1,400 |
最安はAir insoleですが、どれも¥2,000以内と良心的。
個人的にはAir insoleが安いのにクッション性と抜群の通気性がありコスパ最強かなと思います。
比較一覧
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト | |
---|---|---|---|
材質 | 高反発EVA × PUレザー | 高反発EVA × 超薄繊維 | エーテル系ポリウレタン × ウーリーバイル(ポリエステル) |
厚さと構造 | 厚み:4.5mm 構造:アーチサポート◎ | 厚み:3mm 構造:アーチサポート◯ | 厚み:4mm 構造:アーチサポート◯ |
履き心地 | クッション性:普通 サポート感:しっかりめ | クッション性:良い サポート感:普通 | クッション性:良い サポート感:普通 |
通気性 | 微妙 | かなり良い | 悪い |
価格 | ¥1,980 | ¥1,100 | ¥1,400 |
一覧にしてみるとこんな感じです。
同じインソールですがそれぞれ特徴がありますね。
そんな方向けに次の項目でインソール別におすすめな人を解説します。
キックスラップ インソール別 おすすめ解説
それぞれ特徴のあるインソールなため、どれが良いかはインソールに何を求めるか次第。
この項目では迷ってしまった方のために悩み別でおすすめのインソールを選んでいきますので、ぜひ参考にしてみてください。
今回想定する悩み、求める性能は下記の3パターン。
- 機能性重視な人
- クッション性重視な人
- コスパ重視な人
それぞれおすすめのインソールを解説します。
機能性重視な人
- 【Kicks Wrap】The best insole
「アーチサポートがしっかり目がいい!」という方は間違いなくこれ。
特にThe best insoleはプラパーツが付いている位重視されているので、シューレースを締めて履く人なら◎。
クッション性重視な人
- 【Kicks Wrap】Air insole
- ソルボライト
クッション性で選ぶならこの2つ。
クッション性で若干上回っているのはソルボですが、通気性が×なので普段使いとなると微妙。(ソルボはスポーツ用なので普段使いにはオーバースペックかも)
Air insoleも劣らずクッション性は優秀なので、どれくらい衝撃を吸収して欲しいかで選ぶといいかもしれません。
コスパ重視、機能性も欲しい人
- 【Kicks Wrap】Air insole
クッション性も通気性も良くて¥1100。
筆者はソルボからこっちに乗り換えます。w
今回試してみて1番良かったのもこのAir insole。
そして最安なのでコスパ重視なら絶対にこれです。
キックスラップのインソール2種類のレビューと他社製品を比較|KicksWrap:まとめ
今回はキックスラップのインソールについてレビューをしてきました。
内容が長くなってしまったのでまとめます。
キックスラップ インソール2種類の特徴は下記の通り。
- 機能性とデザイン性の両立
- 珍しいアーチサポート付き
- 高反発素材ならではのクッション性
- マルチホールメッシュによる抜群の通気性
簡単に言うと履き心地を強化した上に見た目まで追求したのがThe best insole、クッション性と通気性を両立して快適性を追求したのがAir insoleです。
この2つのインソールをどちらも1日試してみた筆者の感想がこちら。
- 上から覗いた時のスニーカーとの統一感◎
- クッション性良し
- 通気性は良くない
- アーチサポートが合わない履き方を発見
- クッション性最高
- 通気性も最高
- サイズカットの時にマルチホールで見づらい
The best insoleの機能は良いんですが、筆者は足汗が多めなので通気性が足りない印象。
あと、シューレースを緩めて履く場合はアーチサポートがフィットせず、足をついた時に違和感があるのでご注意を。
逆にAir insoleはクッション性も良く、通気性がいいので1日履いても快適でした。
そして筆者の暫定1位インソール「ソルボライト」との比較。
KicksWrap The best insole | KicksWrap Air insole | SORBOTHANE ソルボライト | |
---|---|---|---|
材質 | 高反発EVA × PUレザー | 高反発EVA × 超薄繊維 | エーテル系ポリウレタン × ウーリーバイル(ポリエステル) |
厚さと構造 | 厚み:4.5mm 構造:アーチサポート◎ | 厚み:3mm 構造:アーチサポート◯ | 厚み:4mm 構造:アーチサポート◯ |
履き心地 | クッション性:普通 サポート感:しっかりめ | クッション性:良い サポート感:普通 | クッション性:良い サポート感:普通 |
通気性 | 微妙 | かなり良い | 悪い |
価格 | ¥1,980 | ¥1,100 | ¥1,400 |
比較対象が違う材質なのであれですが、履き心地なんかは参考になるかもしれません。
そして最後にタイプ別おすすめの人について。
- 【Kicks Wrap】The best insole
→機能性重視な人
- 【Kicks Wrap】Air insole
- ソルボライト
→クッション性重視な人
- 【Kicks Wrap】Air insole
→コスパ重視かつ機能性も求める人
筆者は今までソルボを使っていましたが、重いのと通気性が少しネックでした。
しかし今回Air insoleがかなりマッチしたので乗り換えようと思います。
これで今回の記事は終わりになります。
キックスラップのインソールを選ぶ際はぜひ参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!