

ということで、今回はミスターロックマンのチェーン(ML-019-GR2000)をご紹介します。
値段良し、強度良し、使い勝手良しのバランスのいいチェーンを探し求めた結果、ミスターロックマンに辿り着き、現在2年間愛用中です。
まさに「バイクの盗難防止に力を入れたいけどそこまでお金はかけられない!!」
ミスターロックマンはこんな方におすすめのチェーンです。
ミスターロックマンのスペック
まずはミスターロックマンの詳細を見ていきます。
○材質 | スチール(焼き入り) |
○チェーン 太さ、長さ | φ12mm×12mm、2000mm |
○チェーン1つずつの内寸 | 幅20mm×長さ57mm |
○チェーン1つずつの外寸 | 幅44mm×長さ81mm |
○Oリング外径 | 76mm |
○Oリング内径 | 52mm |
○チェーン本体の重量 | 6.5kg |
○パッドロック | φ12mm×12mmロングガイド |
○総重量 | 7kg |
○価格 | ¥12,000 |
▲レイト商会HP ミスターロックマン商品ページより

ということで細かく見ていきましょう。
材質
まず注目して見て欲しいのがスチール(焼き入れ加工)というところ。
スチールは鉄ですが、焼き入れ加工をすると強度がかなり上がります。
- 柔らかい純鉄部分
- 硬い鉄
- 炭素の化合物の結晶
スチールは上記3つがまばらに集まって構成されています。
焼き入れという加工を施すことと何が起きるのかというと、
混ざり合っていたそれぞれが金属組織に変化、まばらだったものが均一になる。
=強度が上がる。
刀を作る時も鉄を熱して叩いて冷やしてを繰り返して硬くしていきますよね。それと同じです。
チェーンの太さ
チェーンは極太の12mmです。
数字だけ見ると大したことないように見えますが、実物を見るとかなり太く感じます。
どの位太いかを比較するためにAmazonで売っている安めなチェーンを見て見たところ、同じチェーンロックで極太と書いてあるものは大体10mmの物がほとんど。
盗まれやすいバイクなら、チェーンが太い方が防犯力は高くなりますね。
パッドロック
パッドロックとは、チェーンを巻き付けて最後に鍵をかける部分(でかい南京錠みたいなもの)です。
いくらチェーンだけ太くても、最後にロックするこれが細いとなんの意味もありません。
ミスターロックマンのパッドロックは、チェーンと同径の12mmなので安心。
スペックについてはざっとこんなもんにして、次は実際にミスターロックマンを使っていて感じたことを紹介します。
ミスターロックマンの実際の使用感
ミスターロックマンを2年使用して感じたメリット・デメリットを紹介します。
細かくお話しします。
防犯力が高い
- チェーンが太い
- 長さを活かしてのロック方法が多彩
- 焼き入れのスチール素材で高強度
上記3つが防犯力が高いと思う理由。
チェーンが長い、太いという抜群の存在感のおかげで、不良少年や素人窃盗犯なら手をつけようともしないでしょう。
それに加えて長さを活かしたアンカーロックや8の字での前後タイヤロック+アンカーロックなどなど、、、
長さと太さの良いところ掛け合わせです。
チェーンにカバーが付いている
チェーンが剥き出しじゃないので、ホイールに通す際に傷がつきません。
カバーもただ被せているだけでなく、チェーン両端で金具固定しているのでずれません。
↑これ結構ストレスフリーでお気に入り
では、デメリットの紹介に移ります。
細かくお話しします。
重いのでロック着脱が大変
厳重な防犯のためなので仕方ないですが、総重量7kgはやっぱり重いです。w
チョイ乗りくらいならまだ良いですが、長距離ツーリングから帰ってきた時などは結構めんどくさく感じます。

たまにツーリング先でもロックをかけるため、体にチェーンをたすき掛けして持ち歩いている方もいますが、ミスターロックマンではあまりおすすめしません。
というか、肩と首が重さでやられると思いますw
鍵をさしたままでないと南京錠のロックがかけられない
これが地味に不便。
チェーンが重たいので鍵を片手にチェーンを巻くという作業が難しいこのロック。
ふと離れたところに鍵を置いておくと、いちいちそれを取りに行かないとUの字のガイドが挿せないんです。
これは不便な仕様だなーと感じたところです。
メリット・デメリットは以上になります。
注意:ミスターロックマンだけでは不十分
バイクロックに完璧を求めるならかなりの金額がかかります。
- 高額の高機能ロック
- ガレージ
- アラーム
- GPS
- SECOMなどの警備会社との契約
今パッと思いついただけでもこれだけ出てきますが、これを全部やるとなると○十万とか○百万とかかります。
僕のようなただの庶民はこんな高額で高機能なセキュリティーをかけることができません。
ならどうするのか。
そこそこなもので数を増やして防犯力をそこそこにあげるしかない。
値段はそこそこながら防犯力の高いミスターロックマンのチェーンロックではありますが、これ1つでは万全とは到底言えません。
少なくとも、あと1つか2つはないと、中級窃盗犯を諦めさせるほどの防犯力にはなりません。
ということで、+αで取り付けたいコスパ良しなロックをご紹介します。
ミスターロックマンと一緒につけたいおすすめロック
メインのぶっといチェーンは決まりました。
防犯面を少しでもあげるために追加でロックをしましょう。
追加するサブのロックを選ぶときに必要な要素は下記3つ。
- 値段が高すぎない
- 頑丈
- 持ち運びができる
もちろん高額で高機能のものが買えるならそれが一番ですが、あくまでサブのロックであることを踏まえると、そこまで高額なものはなるべく買いたくないですよね。
なので値段は不安にならない程度、かつ頑丈なもの。
そして結構重要なのが持ち運びができるという点!
サブのロックとしても使用でき、ツーリング先でも使える頑丈なロックがあれば一石二鳥です。
では、これらの条件ををクリアしたおすすめのロックをご紹介します。
クリプトナイト EV4ディスクロック
なんと5tまでの切断力に耐えることができるデイスクロック。
ディスクの穴にかけるコンパクトなタイプだと、外し忘れたまま走行してディスクを破損する危険があるので南京錠タイプのこちらを強くおすすめします。(過去にやらかした経験ありw)
U字のクロスバーをブレーキのディスクに引っ掛けて使えます。
クロスバーの幅が7cm位あるので、干渉して使えないということは基本的にないと思います。
そして手のひらより若干大きいくらいのサイズなので、持ち運び性能が抜群!
シート下に入れて持ち運べて、外出先で頑丈なロックをさっと着脱できるので、すごくお気に入り。
めちゃくちゃ買ってよかったなと思う優秀なお手頃ロックです。
アクセルロック
こちらはアクセルとブレーキレバーをロックするアイテムです。
目立つハンドル周りに装着することで『ロックしてるぞ!』と視覚的に盗難防止をアピールするために使っています。
もし壊されそうになっても、ハンドルの高さなら何かやってるのが一目瞭然なので効果が高いんじゃないかなと思ってます。
視覚的効果絶大ながら安いので、装着のハードルが低くておすすめ。
ドッペルギャンガー バイクテント
これはロックではないのですが、かなり重要なので紹介します。
盗難における1番の防止策は、窃盗犯に獲物の存在に気付かせないこと。
つまりバイクを隠すことが1番の防犯です。

値段は結構しちゃいますが、手軽に隠すという意味ではかなりお勧め。
バイクカバーだと中身がバイクなことはすぐバレてしまいますが、これなら中にあるものが自転車なのかただの荷物なのかがパッと見わかりません。
テントなので雨の日でも作業できるのも意外と役に立ってます。
【旧車にも】ミスターロックマンのレビュー。お手頃価格でバイク盗難率を抜群に下げる超強度チェーン:まとめ
ミスターロックマンについてレビューしてきました。
最後に要点をまとめます。
- スチール焼き入れ加工の超強度チェーン
- 太さ12mm
- 長さを活かした多様な巻き付け可能
- カバーがあるのでホイールに傷がつかない
- 性能良くてコスパの良いバイクチェーン
以上になります。 旧車やハーレーなどの高価なバイクは盗難の対象として有名です。 必要最低限のセキュリティを施して、バイクライフが楽しいものとなるよう防犯対策はしっかり取りましょう^^