今回はこんな疑問に答えます。
スニーカーを観賞用や保管用にすることもあると思います。
そのとき購入時の状態のままで保存していませんか?
実はそれ、かなりやばいです。
そのままにしておくと、せっかくのスニーカーが黄ばみや加水分解を起こすかも。
この記事ではそんな悲劇を起こさないようにするための保管方法を解説していきます。
- スニーカーを未対策保管することで発生する黄ばみや加水分解の原因
- 正しい保管方法
それでは解説していきます。
スニーカーを未対策保管することで発生する黄ばみや加水分解の原因
スニーカーを新品で入手した状態でそのままにしておくと悲惨なことになります。
未使用だとしても起こる症状が下記3つ。
- 黄ばみ
- 加水分解
- 型崩れ
詳しく解説していきます。
黄ばみ
新品でスニーカーを買うと包装紙で包まれていて、靴の中には紙を丸めた物が詰まっていますよね?
実はその2つが原因で黄ばみを引き起こします。
この2つの紙は再生紙で作られており、再生紙には製造時に不純物が混入してしまうのです。
不純物がスニーカーと反応を起こし、徐々に黄ばみを作っていきます。
加水分解
そのまま箱に入れて保管するということは常に空気に触れている状態。
空気中の水分をソールが吸収し、その状態が続くことで水分が蓄積されていきやがて加水分解を引き起こします。
ここで重要なのは、常に空気と触れているから起こるということ。
型崩れ
包装紙の紙型が黄ばみを引き起こすので当然撤去しなければなりません。
そうすると中には何も入っていない状態なので、日数が経つと徐々に潰れたりの変形を起こします。
次の項目で対策を解説します。
スニーカーの正しい保管方法
前の項目で解説した黄ばみ、加水分解、型崩れを防ぐためにはしっかりとした対策が必要です。
対策は下記の4つ。
- 包装紙を取り除く
- 密封する
- シューキーパーを使う
- 乾燥剤、ミセスロイドを一緒に入れる
詳しく解説していきます。
包装紙を取り除く
再生紙でできている包装紙や型紙は黄ばみの原因となります。
購入したらすぐに取り除きましょう。
しかし、リセールの時に外側の包装紙は付属パーツとして必須。
包装紙の保管の際は、直接スニーカーに触れないようにしておきましょう。
密封する
スニーカーが空気に触れることで加水分解の原因となるので、それを防ぐために袋に入れて密封します。
密封さえできれば、ジップロックでもOK。
ただ、普通の袋だと見栄えがあまり良くないですよね。
保管と観賞もしたいという方には、スニーカーにぴったり張り付くタイプの保管用フィルムがあるのでそちらを利用するのが◎。
スニーカーラッピングについては別記事で紹介してますので、気になる方は合わせてお読みください!
スニーカーのラッピングの必要性を徹底解説|おすすめのシュリンクはキックスラップ!
シューキーパーを使う
紙型をとってしまうと、中には何もない状態のため型崩れを起こします。
型を保持することのできるシューキーパーを入れて保存しましょう。
ちなみに木製のシューキーパーは「水分を吸収・放出する役目」がありますので、加水分解にも一役買ってくれます。
結論、木製のシューキーパーを入れればOK。
乾燥剤、ミセスロイドを一緒に入れる
+αの対策として、乾燥剤とミセスロイドを入れるとさらにいいです。
さらにというより必須です。
詳しくは【スニーカー保存の相棒】ミセスロイド、乾燥剤使ってる?スニーカー黄ばみ防止必須のアイテムで解説していますのでそちらをご覧ください。
ここまでやっておけば、ほぼ安心して放置できます。
本当にその通りで、未使用の状態を維持するということはかなり大変です。
価値を落とさないためにも、できることは全て対策しておきましょう。
ちなみに履くからフィルムまではやりたくないけどいい環境を保ちたい方には「UVカットのスニーカーボックス」がおすすめ。
詳しくは別の記事で紹介してますので、UVカット対応のスニーカーボックスが気になる方は読んでみてください!
【スニーカー保存の方法】箱に入れたまま?それやばいです。正しい保管方法を解説:まとめ
今回は新品スニーカーを保存するための方法を解説してきました。
最後に内容をまとめます。
- 包装紙を取り除く → 黄ばみ対策
- 袋で密封する → 加水分解対策
- シューキーパーを使う → 型崩れ対策
- 乾燥剤とミセスロイド → +α対策
スニーカーの劣化は製造時から徐々に始まっているため、完全に防ぐことは不可能です。
しかし、劣化の進行を限りなく遅らせることは可能。
今回紹介した方法で保存すれば、かなり長く未使用の状態を維持できます。
少し大変ですが、黄ばみなどに悩まさることのないように手を尽くしておきましょう。